ブラック病院の見極め方

せっかく転職しても、その転職先となる病院がいわゆるブラック病院だったら意味がありません。そこで、転職活動の際にブラック病院かどうかを見極めるポイントを以下にまとめましたので、参考にしてください。

募集内容を確認

まず、あらゆる転職サイトに同一の求人情報が掲載されている場合は注意しましょう。いくつかの転職サイトに同じ求人が掲載されているのは珍しいことではないのですが、いつまでもその求人が絶えることなく掲載されている場合、慢性的な人手不足に陥っている可能性があります。
また、正社員ではなくパートなどの非正規雇用の募集が多い病院も注意です。日勤のみでも良いからとにかく人手が欲しいというのは、なにかきっかけがあって大量の退職者が出たという可能性が考えられるからです。診療科新設などの明確な理由が記載されていない場合は気を付けましょう。
経験者のみを募集している場合も注意です。もちろん経験者の方が病院にとってはメリットが多いですが、経験者「限定」ということはその診療科が現在深刻な人手不足で、育成環境も整っていないという場合があるからです。

見学時のチェックポイント

見学に行った際、まずは施設内の掃除がちゃんと隅まで行き届いているかチェックしましょう。建物自体は古くとも整理整頓がなされており綺麗な職場は、そういった雑務をする余裕のある良好な環境と言えます。逆に建物自体が新しくてもそういった点ができていない場合、常に忙しく人手不足な職場です。
働いている看護師の身だしなみもチェックしましょう。まず多くの看護師の白衣が汚れている場合は絶対にNGです。加えて、髪をきちんとまとめられておらず振り乱すような状態になっていたり、化粧が崩れたまま顔色の悪い看護師が多い場合は注意です。それだけ忙しく身だしなみに気を遣う余裕もないブラック病院ということだからです。
そして、看護師の年齢層も気にしてみましょう。若い看護師ばかり、あるいはその逆の場合、どちらも長く働ける環境が整っていない可能性があります。若い看護師ばかりの場合は、年配の看護師にはついていけないほど忙しい可能性があります。逆に年配の看護師が多い場合は、若い看護師への嫌がらせや独自のルールが蔓延している可能性があります。

面接時に聞くべきこと

面接の際に、求人情報の内容と異なった条件を提示された場合は注意しましょう。とはいえ、入ってみて実態がわかったというケースも少なくないので、こちらからしっかり確認することが大切です。給与額や勤務体制、休暇日数などはしっかり確認しておきましょう。もしここで事前に聞いていた内容と異なっていた場合は、なぜそうなっているのか理由を聞きましょう。言葉を濁すようであればほぼブラック病院とみて間違いありません。